細貝彰子ほそがい あきこ

 

幼い頃からの夢は、「ピアノの先生」でした。これだけ聞くと、夢を叶えたんだな・・と思いますよね。実は、3歳から高校までは、エレクトーンしか習っていませんでした。

これはいまだに不思議です。そして、高校からピアノを習い始め、今に至りますが、いい思い出はありません。それでも、今までピアノと関わってきました。おそらく、

ピアノ=生きること。そんな気がしてなりません。

 

喘息・アトピー、いじめ、対人恐怖症、自己評価の低さ、ネガティブなことをたくさん経験し、生きている意味がわからなくなった時がありました。この経験が、「自分の意見・感情を失くす」ということに繋がり、生きるために自分の存在を消しました。

 

そして、高校生の時、喘息の薬の吸入を使った時に、唇がしびれ腫れ上がり、たらこ唇のようになる副作用が出ました。その前からも、吸入をすると、発作が楽になっても身体の震えが起きることは多々ありました。いま思うと、心臓に負担がかかっていたんだと思います。そこから、薬の怖さを知り、対処療法ではなく、根本治癒が出来ないのだろうかと考えるようになり、漢方薬で体質改善を図りました。この経験から、健康であること、自分らしく生きること、言葉を大切にすること、食事を大切にすること、神様からお借りしている身体を大切にしようと心がけるようになりました。もしかしたら、幼い頃のわたしは、今のわたしを予想していたのかもしれませんね。

 

現在は、ピアノ教室を主宰しながら、自分の演奏にも、知識も磨きをかけています。わたしにしか出せない音色で、ピアノを演奏すること、そして、学んだ知識を生徒さんにお伝えしています。